ぶろぐでひぐぅち

青年海外協力隊に1回落ちて2回目に登録なった話

青年海外協力隊の結果登録
キーワード:JICA海外協力隊、青年海外協力隊、登録、落ちた

 

 

2019年春と秋の青年海外協力隊(現名称はJICA海外協力隊)に筆者は青少年教育で応募したのですが、春は一次選考で落ち、秋は登録という結果になってしまいました。

 

 

結果が出てからかなり経過しているのですが、当時のことを備忘録として記事にしておこうと思います。

 

 

一次選考で落ちた春募集

 

筆者は大学院を修了した後の進路として、国際関係の仕事に就くことを検討していました。

 

大学院では社会学専攻に所属しつつ、教育社会学に関する論文を執筆しました。

 

なので、大学院を修了した後は、教育に関連する国際関係の仕事に就こうということでその最初のキャリアに青年海外協力隊を目指そうと考えたわけです。

 

 

在学中は修士論文の執筆に毎日が混沌の様相をなしていたこともあり、協力隊は修士課程をしっかりと修了した後に応募することにしました。

そして、2019年の春募集を受けることにしたのです。

 

 

 

しかし当時は、かなり進路のことを楽観的に考えていたこともあり、協力隊以外の進路は検討していませんでした。

 

 

それもあって書類一次落ちの通知を見た時は、今まで覆い隠していた不都合が晒されたような気分になりました。

 

応援してくれた人達にも報告するのが億劫で、自身のキャリア形成に対する短絡性や虚栄心に羞恥心を抱きました。

 

登録になった秋募集

秋募集が開始するまでの期間は「まだ、大丈夫」と自分に言い聞かせる毎日だったと思います。

 

英語やフランス語を毎日勉強しながらUber Eatsでお金を稼ぐ。

そんな生活を送りながら、ふとした瞬間に「春募集で合格していればこのモラトリアムも楽しめるのに」といった憧れが頭を過ぎりました。

 

そんな様子を見た修士課程の担当教員は筆者にラグビーW杯の仕事を紹介して下さり、筆者は、仕事をしながら秋募集の書類を作成してゆくこととなりました。

 

春募集の反省を踏まえて希望要請や志望動機を練り、今回は見事二次面接通過の連絡が届きました。

 

通過の連絡が来た時スターバックスにいたのですが、喜びのあまり席を立ち上がったのを今でも覚えています。

 

春募集で一次選考落ちだったこともあって一層嬉しかったです。

 

しかし、二次面接の結果発表当日、筆者が見たのは「登録」という文言でした。

 

 

登録とは

JICA公式HPによると、登録とは、以下の定義となっています。

選考の結果、合格基準に達しているものの、「要請内容に適合しない」、あるいは「要請数が合格者より少なく、派遣される要請がない」「健康状態が要請の活動場所の医療事情と適合しない」といった場合に、「登録」となります。「登録」になると、合格者が辞退した場合等において繰上げ合格となります。登録期間は1年間で、登録者と青年海外協力隊事務局との間には身分上の拘束関係はありません。(後略)

 

言い換えると登録とは、いわゆる補欠合格のことを指しているようです。

 

筆者は、この1年間の間でもしかしたら要請が来るかもしれないし、来ないかもしれない。

そんな期待を半分抱いてしまうような状況に陥ってしまったわけです。

 

 

 

登録の猶予は一年間の2021年2月まで有効とのそうですが、こんな宙ぶらりんの状態になるなら不採用の方が精神的にはまだ良いかも。

 

しかし、昨今の社会情勢を踏まえると、完全に要請依頼の連絡は来ないと考えた方がいいかもしれません。

 

理由は以下に続きます。

 

コロナウィルス蔓延の影響

青年海外協力隊の満足いかない結果に加え、2020年はコロナウィルスが蔓延したことにより、協力隊事業にも大きな影響が出ています。

 

 

2020.7/1時点のJICAの公式声明によると、現在活動している協力隊員を一時帰国させ、事業活動を停止させています。

 

 

読売新聞の記事によると、協力隊事業の現状が以下のように記述されている。

JICAは3月以降、76か国で活動していた約2000人の隊員全員を帰国させた。このうち約1700人は現在も任期途中で、再赴任を待っている。また、日本での訓練を終えて4~5月に派遣予定だった隊員約300人も、国内で待機している。

 

 

上記の記述を引用して何が言いたいかというと、現役隊員や派遣予定者が国内待機している状況で、果たして補欠合格者の筆者に連絡は来るのでしょうか。

 

 

現在のコロナ禍で、そもそも来年の二月までに事態が収束する可能性もまだまだ高くないでしょうし、仮にコロナウィルスが十分に抑制され、海外赴任が可能になったとしても、まず処理していくのは、一時帰国を強いられた現役隊員だと考えられます。

 

 

そしてその次に優先度が高いのは、合格した待機隊員となるはずです。

 

 

概ね海外に派遣できる人数も限られているため、上記の現役隊員、派遣待ち隊員の対応で筆者のような補欠合格者の処遇を考えるほど余裕ができるようになるとは、あまり思えないのです。

 

 

 

なので、他の進路に進もうと思い前回在外公館派遣員制度を受けたんですが、まぁ見事に落ちちゃいましたね笑。

 

↓試験に落ちた話はこちら↓

www.higooch.com

 

 

なので、補欠合格になったといっても現在のコロナ禍を踏まえれば、要請依頼の連絡が来ることは天文学的確率に等しいと考えた方が現実的で、残念な思いではありますが、他の仕事を検討するべきなのだろうなといった所存であるのです。

 

まとめ

以上、青年海外協力隊の挑戦談でした。

 

今回は、おそらく筆者以外にも選考に落ちたり登録みたいな補欠合格になった人がいて今後も同じ境遇の人は必ず現れると思い、その人たちに少しでも助力できればという旨で投稿しました。

 

 

筆者自身もまた、機会があれば青年海外協力隊に応募しようと思っていますので、何かアドバイスがあれば是非ともコメントして頂ければと思います。

 

 

また、青年海外協力隊に関するような記事は他にも選考に落ちたなりに投稿していこうと考えていますので、そちらも楽しみにして頂ければ幸いです。